ハリーとトント、モーターサイクルダイアリーズ、チェ 28歳の革命、天国の口、終わりの楽園、Milk, Snynecdoche, NY

仲の良い友達が遊びに来たので一緒に酒飲みながら適当にテレビみてたら、ハリーとトントという映画をやっていた。

なんで速攻テレビを見るかというと、一人暮らしを始めたばかりの彼のアパートにはテレビがなく、親の家に居候している私はチャンネル権を全く争う気がないので、見たい番組があっても見ない。録画予約もめんどくさい。ヘッドホンをして深夜番組を観ようとしても、隣の部屋で寝ている親が光が入ってくると苦情を言うので見ない。(2年前に里帰りした時に散々ケンカしました。もう懲りました。)

こんな二人にとって、テレビはめずらしくてしょうがなかったということで。

リモコンを持った私がBS深夜映画劇場に落ち着くと、いい感じに老けたキュートなおじいさんが猫と一緒に行き当たりばったりにアメリカ中を旅するロードムービー。。という、誰得っていうか、得する人が多すぎるだろう映画をやってて、70年代らしいまったりしたテンポとダイアローグに突っ込みながらも、終わってみるとほんわか。。。

翌日に、二人ともモーターサイクルダイアリーズが好きだったからという理由でシネコンでチェ 28歳の革命を見ましたが、曲がりなりにも社会主義に興味がある私には大量の引用や演説は興味深いものの、友人にはピンこなかったみたいで。ソダーバーグ狙いすぎたみたいな、パッションの表出を抑えた作り。

後で考えると、ガエル・ガルシア・ベルナルとベネチオ・デル・トロのスチル一枚ずつ拾って比べるだけで、全く違う映画なんだということはわかるなと。。


私がモーターサイクルダイアリーズを観たのは比較的最近、というか、帰国のフライト中だった。モーター〜と天国の口、終わりの楽園を続けて観て、ガエル・ガルシア・ベルナルファンがなぜ多いのかわかった。若々しくて、セクシーで、演技がうまい。。一年前に観たバベルのどこで何をしていたのかは全く覚えていません。
帰国直前に観に行ったハーヴィー・ミルクの伝記映画、Milkにも天国の口〜でベルナルと共演したディエゴ・ルナが出ていたな、そういえば。
エミール・ハーシュ、ジェイムズ・フランコディエゴ・ルナと、Milkにはブルネットの美男がいっぱい出ていた。水泳選手みたいなガタイのいい金髪の写真家役の人もキュートだった。最近アメリカで人気復活したらしいジョシュ・ブローリンも出てるし、ブルネットの美男が好きな方はすごく楽しめる映画だと思います。中身もすごく良かった。偏見と真正面から闘うミルクの演説が感動的で、ちょっと泣きそうになりました。


以上、脈絡が全くない映画リレーでした。。でも、ここに出て来た映画は好きな人が被ってると思います。チェ 28歳の革命以外は。自分が好きだからという根拠しか無いですが。

あと、近所に住んでいる間に観たかった映画は、Synecdoche, NYです。何せ舞台が隣の市でしたから。。一度行ったことがありますが、ジェネラルエレクトリックの郊外城下町で、退屈そうなところでした。