ペソアとタブッキ
ペソアのことを久しぶりに思い出して調べていたら、アントニオ・タブッキの「フェルナンド・ペソア最後の三日間」という本が出版されているのを知った。(絶版)
- 作者: アントニオタブッキ,Antonio Tabucchi,和田忠彦
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 1997/08
- メディア: 単行本
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タブッキは、須賀敦子氏が紹介/翻訳し、図書館にも何冊も置いてあるので、日本では割と人気のある作家と私は思っているが、英語に翻訳されているものは代表作のみのようだ。雑誌などで翻訳は出ているかも知れないが。
ペソアも、このタイトルでわざわざ本が出るところを見ると、日本には根強いファンがいるのだろう。英語版でこのタイトルの本は見当たらない。
ウィキペディアのページを読んでいたら、彼は20代でペソアの詩に出会ったことでポルトガルの勉強を始め、現在はシエナ大学のポルトガル語と文学の教授だという。代表作の一つ「レクイエム」はポルトガル語で書かれている。
今までなんとなく興味が湧かなかったが、読んでみることにした。
おそらくPereira Declares(「供述によるとペレイラは…」)を最初に読むことになると思う。