先々週

2週間前の週末、金曜と土曜にビールを二日連続で一本ずつ飲んだら土曜日の朝起きた時からじんましんが出た。その前の週も一本飲んで何でもなかったのだが。
月曜日朝一で学校の保健センターに行くと、女医さんが3人も出てきて、じんましんの箇所が全てあまりにシンメトリカルなので、これは副作用だろうということになった。
それまで二日間、しばらく片付けてなくてスラム化していた部屋からダニが出たのだと思って嘆いたり寝具を洗ったりしたので、何気にほっとした。かゆみ止めの薬をもらって帰った。
ダニだと思い込んでいたので、ビールのことに気づいたのは病院を出てからだった。
薬のラベルにアルコール飲料を飲むなというシールが貼ってあったのは知っていた。
それを見ていると、逆に最近は殆ど飲まなくなったビールを飲んでみたくなった。
多分自分の中で薬を軽視したい気持ちがあって、わざと飲んだのだろう。
「ビール飲んだけど平気だった。薬なんて所詮たいしたことないな」と思いたかったのだろう。
頭で理解していても、成長する段階で身に付いた考えがまだ頭に残っていて、薬を飲む自分を責めたがるのだろう。